溝口梓里の日々精進

他者のプライバシー保護を重視する予定なので、激動の日記にはなりません。個人的信念の吐露と、公開型の書籍・講演・試験への感想とが、主な内容になる予定。

午前中は、学士会web交流会に初参加

第1.学士会web交流会に初参加の報告

 本日の午前は、学士会のweb交流会に初参加をしました。

 9時20分からの「読書談話:『90分de學士會会報』:966号(5月発行)」と、11時からの「映画談話:『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997)」です。

 具体的な内容については非公開の会議でもあったのでここでは語りませんが、抽象的な意味で学んだことや考えたことなどを幾つか開陳しておきます。

第2.学ばされたこと

 1.国全体の方針の舵取りへの意気込み

 読書会パートの事前アンケートで自分が「この記事が面白そう」と思って選んだのは、ほぼ個人的な興味関心に従ってのことでした。

 しかし議題として最大得票数を集めたのは現代日本の問題点と今後の対応について扱った記事であり、議論への意気込みも凄まじいものがありました。

 この公的な視野は見習わなければならないな、と思いました。

 2.映画や連続ドラマの脚本があまり公開されないことの問題

 シェイクスピア世阿弥などの有名な作家の脚本の舞台化においては、みな脚本を知った上での鑑賞となるので、「この解釈は10年前のあの舞台より良かった」とか「今回の見所はあの俳優をこう使ったことだ」とか「大道具が他の失敗を全部帳消しにした」などと議論ができます。そういう文化の中で「見巧者」も育っていくわけです。

 しかし映画や連続ドラマの脚本はあまり公開されないので、料理でいえば得体の知らない外国の料理を目隠しして食べさせられた上で「うまい」か「まずい」ぐらいしか言えない状況になっています。天候・農家や漁師・流通業者・仕入れ担当者・料理人・そのレストランの設備それぞれの功罪が見えてこないわけです。

 昔は出版にかかる収支の観点から非現実的だったかもしれませんが、今はインターネットがあるのだから、もっと脚本を公開していくべきだと思いました。

第3.午後の予定

 午後は内定先の事務所の勉強会・懇親会です。

 休日も予定が埋まりまくっていて中々ハードに見えますが、こういう能力開発と人脈形成に明け暮れて空白というものがない生活こそが、昨年秋までの非常に長い闘病期間中に憧れていたものです。しっかり努力し続けます。