読書にあたっては、「著者が一番主張したかった部分」をしっかり重視していきたいと思う。「王道」ともいうべき姿勢である。
一方でここで発表する読書感想文では、多くの読者が見落としがちな寄り道のような部分や、私の個人的な体験談との対比を、なるべく重視していきたい。
読書感想文としては「奇道」ともいうべき姿勢であるが、これは決して「奇を衒う」ためではない。
「王道の読書」をそのまま感想にしたような「王道の読書感想文」はamazon等にあふれているのだから、私がそこに類似品を新たに一つ加えたところで世間の役にはあまり立たないだろうと思ったからである。